794年の今日、平安京に遷都がされたことから今日は平安遷都の日なんだそうです。
だから「絵巻物」。
えまきもの、です。
昔はながーい紙に文字とか絵を書いていました。
平家納経とかすごい量ですもんね。
書くのもたいへんだけど、もちろん昔は印刷技術とかないわけで、全部手書きで写してました。
これ、やったことある人ならわかると思うんですが写してるうちに「自分ならこう書くしこっちのほうが読みやすくね?」って気がついたら改変してたりするんですよね…。
あと作文の下書きを清書してたら元のと全然ちがう中身になってたり…。
そんなわけであの有名な源氏物語とかも書き写した人によって微妙に文章が変わっていて、いろいろ分析がなされています。
いやまあ書き写す人も大変だっただろうね?
源氏物語は連載小説みたいな感じで、ひとつの話が出来たらそれを書き写して「新作キター」って回し読みしてたそうで、まあ紫式部さんじゃないのでわからないですが、働きながら(娘も育てながら)は大変だったことでしょう…。
でもその世界がいろんな人のあこがれを集めて、華麗な絵巻物がたくさん作られたことを考えると、ほんとものすごいミリオンセラー作品だったんだろうなあ。(印刷数でなく読者数で!)