今日のあいことばは、つきのかつらのき、と書いて「げっけいじゅ」です。
げっけい…とまで入力すると「月桂冠」と予測する我がスマホよ…(のんべか!)。
あらためて、月桂樹はクスノキ科の常緑高木で、乾燥させた葉は香辛料として使われてますね。
薬効もあるそうです。食欲増進の効果とかもあるから、料理に使われるんでしょうね。
ギリシャ神話のアポロンの聖なる樹として大切にされてきた歴史があり、勝利と栄光の象徴、オリンピックの勝者の頭にかぶせる月桂冠(お酒ではない方)としても使われてきました。
さて、どうして今日のあいことばが「月桂樹」なのかというと、今日はノーベル賞の授賞式なんですね。
とはいってもノーベル平和賞は優れた人にあげるもの、というよりは「周囲に大きな影響を与えた」人に贈られるものなので、勝利と栄光というのはちょっと違います。
実はノーベル文化賞のメダルに、月桂樹が彫られているんですね。
昔、大詩人に月桂冠を贈る風習があり、冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれたのだとか。
ノーベル文学賞のメダルには、歌を歌うミューズ(芸術の女神)と詩を書き留める青年がいて、その青年は月桂樹の樹の下にいる姿が描かれています。
ちなみにミューズは9人いるそうですよ!けっこういるんだな…。